山口県柳井市南町にありますアメカジセレクトショップ『TOP』、いとっちです!
こんにちは(^^)
ジーンズは今やカジュアルスタイルには欠かせないアイテムとなりました。
元々はワークウエアだったジーンズが日常的に穿かれるようになり、
日本でもカジュアルウエアとして愛されているジーンズ。
今では日本で作られたジーンズが海外で人気が出るほど、
日本のジーンズのモノづくりは世界的にも知られています。
本日は当店で取り扱っている国産ブランドのジーンズを徹底比較してみたいと思います!!
比較するのは、
- リジットorワンウォッシュの状態
- 色落ち後の変化
- 生地の表と裏
- 経糸と緯糸
- 生地の厚さ
- インディゴの濃さ
まずは、桃太郎ジーンズ・サムライジーンズ・ステュディオダルチザンの3本を比較していきます☆
まずは桃太郎ジーンズから。
写真はG014-MZモデルになります。
G014-MZ
桃太郎ジーンズの特徴は何と言っても世界最特濃に染め上げたジンバブエコットンを使用していることです!
そして6.5番手超高密度14.7ozデニムは、芯の白さをキープしたインディゴ特濃色の生地は濃淡の落差の激しいアタリを楽しめます。
超長綿だからこそ可能なムラ感はヘヴィーオンス特有の派手すぎるタテ落ちはせず、
細い部分の多さと長さによって醸し出される自然なタテ落ちを味わえます。
ミネラルをたっぷりと含んだ瀬戸内海の海水と同じ成分のマリンエッセンスを使用した、防縮加工デニムの製品ワンウォッシュ仕上げ。
色落ちの変化はこんな風になっていきます。
柔らかい雰囲気の中にもしっかりとした濃淡が出ていて、
自然な色落ちが楽しめるジーンズです!!
もちろん洗濯の頻度や履き方によっても色落ちは世界に一つだけの変化をしていきます。
生地の表と裏はこんな感じです。
所々糸が若干細かったり太かったりとしていますが、
比較的統一された織り方になっています。
この糸の強弱も色落ちに変化をもたらしてくれます☆
経糸と緯糸を1本ずつ分解してみます。
世界最特濃ということだけあり、かなり深いインディゴですが、
糸の中心部分までは敢えて染めずに少し白く残すことで穿きこんでいくと味が出てくるんですね。
生地の厚さですが、
アクリルに挟んで測ります。
アクリルだけの厚さが3.4mm
そして3cm角に切り取った生地を挟んで計測します。
4.4mmなのでアクリルの厚さを引くと、1mmとなります。
桃太郎ジーンズの生地の厚さは1mmでした!
そしてお次はサムライジーンズです!
写真のモデルはS0510XX男気モデルです。
サムライジーンズの特徴と言えば独特の「ザラ感」とヘビーオンスです。
このモデルは 米国テキサスコットンを使用しており、元々荒々しい特徴を持った綿に、繊維長の短い綿(綿カス部分)を入れて、より繊維の不均一さを増しています。
更に糸を通常よりも強く撚る為、生地にした時の硬さも増しているのが特徴です。
糸番手は経・緯共に6番糸。
ピュアインディゴ100%で出せる限界特濃色。
これまでのサムライオリジナルデニム同様、芯の白の部分は大きくアタリの付き易いものにしています。
色落ちの変化はこのような感じになっております!
ヘビーオンスであることと、糸の不均一さによりバキバキとはっきりとした色落ちが楽しめます。
ここまでの表情が出るのはサムライジーンズならではですね。
生地の表と裏になります。
写真からも生地のザラ感が感じられるかと思います。
糸が太かったり細かったりと強弱がしっかりと表現されています。
経糸と緯糸です。
桃太郎に比べると糸も太目です。
糸の無骨な雰囲気が伝わってきます。
中心部分は白さをしっかりと残してあります。
生地の厚さですが、
アクリル板の厚さを引くと1.6なので、
生地の厚さは1.6mmとなりました。
そして最後にステュディオダルチザンです!
写真のモデルはSD-101です。
1979年、フランスでデザインを学んだ一人のデザイナーによって設立されたSTUDIO D’ARTISAN & SA.は、大量生産向けのデニム生地にはない、旧式の力織機で織られた昔ながらのデニム生地のみが持ちうる、独特の硬さ、ムラ感、色落ち、風合いに着目し、
失われゆく「ジーンズの本質」を取り戻し継承すべく、世界の生産現場から一切の姿を消したかに見えた旧式の力織機を「備後の地」で発見し、再稼動させることに成功しました。
昔の貴重なシャトル織機で織り上げた15オンスの分厚いデニム生地は、
しっかりとした穿き心地、そして濃色に染められた色合いが特徴です。
このジーンズは濃色の為、色落ちには時間を要するがヒゲやアタリがはっきりと表れる特徴を持っています。
またサンフォライズド・スキュー加工を施していない未加工の生地の為、洗うと1950年代のヴィンテージジーンズのように縮みやねじれが生じます。
色落ちの変化はこのようになっています!
濃淡の色落ちと共に縦落ちの表情も感じられます。
膝裏の色落ち(通称ハチの巣)もしっかりと刻まれています。
生地の表裏はこんな感じです。
糸がほぼ均一になっているので織りも綺麗に揃っています。
こちらも糸の中心部分は白さが残っている状態です。
生地の厚さは、
アクリル板の厚さを引くと1.2mmということで、
生地の厚さは1.2mmでした!!
そして最後にそれぞれ糸を白い紙に40回程度こすりつけて、
インディゴの濃さを比較してみました。
まずは桃太郎ジーンズから。
そして、サムライジーンズ。
最後はダルチです。
結果やいかに!!
一番色が濃くついたのは桃太郎ジーンズでした!
紙にこすりつけただけですが、
こすった指にもインディゴが付きました。
その次に濃いのがダルチでしょうか。
そしてサムライジーンズの順番です。
一概にこれで濃さが分かるわけではありませんが、
摩擦での色落ちがしやすいのは桃太郎ジーンズだというのが分かりました。
3ブランドの比較はこのようになりました!!
桃太郎ジーンズ | サムライジーンズ | ダルチザン | |
特徴 | 世界最特濃世界最特濃に染めたジンバブエコットン | 独特の「ザラ感」とヘビーオンス | 日本で最初にセルビッチジーンズを作ったブランド |
色落ち | 自然な色落ち | バキっとはっきりした色落ち | しっかりした濃淡と縦落ち |
糸の太さ | 若干の糸の太さの強弱あり | 糸の太さの強弱が強い | ほぼ均一した糸の太さ |
生地の厚さ | 1mm | 1.6mm | 1.2mm |
色の落ちやすさ | ◎ | △ | 〇 |
本日はまずこの3ブランドをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
同じように見えるジーンズですが、こうやって細かい部分まで見ていくと違いがよくわかります。
また他のブランドでの比較も致しますのでお楽しみに☆
そして!昨年一年間TOP店員が“戦った”ジーンズで
「サムライジーンズ取扱店舗対抗色落ちコンテスト2016」の投票を行っております☆
下記リンクから投票を行うことが出来ます!!
5月16日現在当店「TOP」の順位は5位となっております。
ご投票頂いた皆様ありがとうございます。感謝の言葉もございませんm(._.)m
投票をまだしてない方は、TOP へ清き一票を是非おねがいしますね(^o^)/
それでは本日も皆様のご来店をお待ちしていますヾ(*゚∇^*)ノ~
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アメカジショップTOP
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